ここ最近、『誤飲』での来院・手術が続いていますので注意喚起の為、記載しますね。

『誤飲』とは、食物以外のものを誤って口から摂取してしまう事です。

異物は、基本的に消化ができないので、大きさや形状によっては、胃内にずっと留まってしまったり、腸へ移動すると腸閉塞を起こし、最悪命を落とすという危険性があるのです。

では、誤飲をしてしまった場合、何を目安に動物病院へ連れていけば良いのでしょうか?
答えは簡単。


誤飲したのであれば、それが何であっても直ちに動物病院へご相談下さい!


胃内にものが入ると、早ければ30分も経たないうちに小腸へと流れていきます。
つまり、時間との戦いなのです。

胃内に異物がある状態と、小腸に異物がある状態では、出来る処置も予後も全く違ってきます!


☆胃内の異物

異物の種類にもよりますが、催吐処置(お薬を使って吐かせる処置)を行うことが出来ます。
誤飲のうち、50%以上はこの処置で吐いてくれます。

催吐処置をしても吐かない場合、胃内に異物が残っているならば、内視鏡(胃カメラ)を使用しての異物除去が出来ることがあります(全身麻酔は必要)。



☆小腸内の異物

基本的に、吐かせたり内視鏡を用いて除去することは出来ません。
うまく小腸内を通過してくれればうんちと共に排出されますが、通過できなければ腸閉塞を起こし、開腹手術が必要となります。
もちろん様々なリスクが生じるため、命を落とす事も考えられます。


「誤飲をした」もしくは「誤飲をしたかもしれない」場合は、とにかく出来る限り迅速に動物病院へ連絡をし、獣医師の指示を仰ぐようにして下さい。


ちなみに、誤飲を繰り返す子というのは傾向的に、比較的食に貪欲であったり、好奇心旺盛な若い子に多く、しかも、何度も誤飲を繰り返します・・・

予防は、『口の届く範囲には何も置かない』
これに尽きます。

大型犬であれば、高いところでも簡単に届きますし、器用な子であれば棚や引き出しも開けてしまうかもしれません。
そのような子は、お留守番の時は、ケージやクレートに入れておく方が賢明でしょう(しつけの一環としても非常に重要です)


おうちの中だけではなく、お散歩中にも誤飲してしまうことがあります。
特に夜のお散歩は暗いので、飼い主さんも落ちているものに気づかない事が多いので危険です。

拾い食いをする癖のある子は、口輪をつけてのお散歩も必要になる事があります。
最近はこんな可愛い口輪もありますので、使ってみても良いのでは?


『誤飲』は、多くの場合予防出来るのです。

しっかりと対策を考えてあげてくださいね。


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