さて、今回は、なかなか判断が難しい『咳』についてです。



よく問診中に、

「咳はしていませんか?」

と、飼い主さんにお聞きすると、

「咳はしていないと思います」 

と、返ってくる事があります。


しかし、そのまま診察をしていると、診察中に咳をする子が結構います。

これはなぜでしょう? 

決して飼い主さんがウソをついているわけではありません



実は、特にワンちゃんの『咳』は、『嘔吐』や『吐き気』と見間違えられる事が多いからなのです。


それでは、実際にワンちゃんの『咳』をご覧ください。







どうですか?
かな??
いや、吐きそう???
判断が難しくないですか????

しかし、これはまぎれもなく『咳』なのです!


このように、何かが喉に引っかかっていて、それを吐き出そうとしているように見えるしぐさ、
これが『嘔吐』と見間違われやすいワンちゃんの『咳』です。

もし、おうちのワンちゃんがこの様な『咳』をしていれば、次のポイントをチェックして下さい。

A:鼻水が出ていないか?

B:慌てて食べたり、水を飲んだ直後ではないのに咳をしていないか?

C:落ち着いている時(寝ている時など)の呼吸は穏やかか?(目安としては呼吸数が1分間に30回を超えていないか)

D:痩せてきていないか?食欲が落ちてきていないか?

E:寝起きに咳する事が多くないか?

上記A~Eまでの1つでも当てはまるものがあれば、早めに動物病院へ行かれることをおすすめします。


本来『咳』は、気道(喉から肺までの空気の通り道)に、外から入ってきたほこり、煙、ウイルスなどの異物を取り除こうとする生体防御反応です。

img01


つまり、『咳』をするという事は、身体を守らなければならないような異常が起きているという事になります。


通常、動物が『咳』をしても問題ない事が多いのは、あわててものを食べたり、水を飲んだ直後に起こる『咳』、いわゆる『むせる』というものぐらいです(『むせる』事による咳でも、何時間も何日も持続する場合は危険です)。

それ以外の咳は、心臓病・感染症(肺炎・気管支炎など)・腫瘍・喘息など、生命に関わる危険性のある場合が多いのです。

ですので、『咳』をしている場合、『むせている』という場合以外は、早めに動物病院へ行き、原因を特定することが安心だと思われます。

人間でも『咳』が続くとしんどいですし、体力も消耗しますからね。
動物病院へ行かれる前には、動画を撮っておくとスムーズに診察が行えることがありますので、撮影できるようであれば、お試し下さいね。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
みらい動物病院は、病気の治療・予防だけでなく、 ペットが日々健康に暮らせるための食事指導やしつけ・マナー、お手入れ方法の指導、動物を通じての子供教育など、ペットとペットオーナーそして地域の方々と共に、ペットと暮らしやすい大津市のみらい(未来)を作っていきたいと考えます。

アットホームで話しやすい、ペットオーナー様が参加出来る、オープンな診療を心掛けております。どんな事でもお気軽にご相談下さい。

»みらい動物病院ホームページ
»みらい動物病院facebookページ

休診日;木曜日、日・祝午後
診察時間:午前9時~12時 午後4時~7時30分
夜間・緊急は随時受付